Saas vs OSS:結局どっちがいいの?

インタラクティブ動画プラットフォームの購入を検討しているとき、確実に考えなくてはいけないのがSaaS(Software as a Service)とOSS(Open Source Software)のどちらにするかという問題です。これらのメリットやデメリットはなんでしょうか?
これら2つの違いとは?
今回のブログではSaaSとOSSの両方を取り上げ、特徴や違いをご説明します。プラットフォームの選択に役立てば嬉しいです!

そもそもSaaSとOSSってどんなもの?

SaaSとは、提供者がホスティングしているプラットフォームを利用者がサービス利用権を購入して使えるようにした、サービスとしてのソフトウェアのことです。
多くの場合、サブスクリプション料金を支払うか、作成した製品ごとに一定の金額を支払うことで、そのプラットフォーム上で利用可能なすべてのサービスを利用することができます。
しかし、この場合利用者はソフトウェアを所有しているわけではありません。そのソフトウェアを使うためのサブスクリプションの権利を所有するか、そのソフトウェアで作られた製品を所有するか、またはその両方になります。SpotifyやhihahoがSaaSプラットフォームの例に当たります。

一方で、OSSでは誰でもソースコードを入手することができ、ソフトウェアは無料です。ソースコードをダウンロードすれば、自分で(あるいは開発チームに依頼して)変更することができ、変更したソースコードはすべて自分のものになります。ソースコードもソフトウェアの利用も両方無料です。
しかし、ほとんどの場合ホスティングやプレミアム機能、追加サポートに費用がかかります。Word PressがOSSプラットフォームの例に当たります。

以下では、さらにそれぞれの特徴やメリット・デメリットについてご紹介していきます。

SaaS

前述の通り、SaaSの場合はプラットフォームを利用するための料金を支払う必要があります。プラットフォーム提供者は、プラットフォームのサポート、ホスティング、メンテナンス、さらなる開発などを受け持っています。ほとんどのSaaS提供者はそれらに特化した専門チームを持っていて、休みなくプラットフォームの質向上に取り組んでいます。ソフトウェアを最新の状態に保ち、すべてのデバイスで動作するよう調整し、目新しい機能を構築し、製品の安定性に気を配り、さらに多くのことを行っているんです。

プラットフォームはその分野のいわゆるプロによってサポートされているため、利用するかしないかはもはやクリックひとつで決まるでしょう。設定も、インストールも、セキュリティやプライバシーのチェックもいりません。

また、ほとんどのプラットフォームにはいくつかのカスタマイズオプションが用意されています。ソースコードを変更することはできませんが、例えば独自のカスタムスキンを追加することは可能です。多くのSaaS企業は、顧客の声に耳を傾け、新機能に関する意見を大切にしています。

OSS

OSSの利点の一つは、ソースコードを完全に操れることです。一度ダウンロードすれば納得いくまでソースコードを変更することができ、ローカルインストールを実行すれば完了です。プラットフォームの設定やホスティング、セキュリティも自由自在に行うことができます。これらはメリットとして挙げられますが、一方でデメリットもあります。プラットフォームを稼働させ、常に最新の状態に保ち、高速かつセキュリティの高い状態を維持するためには、多くの時間と労力が必要になります。
ソースコードは無料ですが、プラットフォームに関する知識はそうとも限りません。なんらかの形で知識に投資するか、専門家を雇う必要があるかもしれません。


いかがだったでしょうか?
今回紹介した2つのプラットフォームの良さや特徴が最善の選択に少しでも繋がれば嬉しく思います!もしこの2つのどちらにしようか迷っていてお困りの場合は、以下のお問い合わせフォームからご連絡ください。

関連記事