動画の重要性について

なぜ「費用がかかる」動画に時間とお金を費やすのか?

動画というのは大規模なマーケティングチームを持っていて予算も莫大な大企業のためだけのものではありません。動画は誰でも簡単にアクセスすることができ、しかも見ることも、作ることもできます。とは言っても、これだけでは動画を毎週なり毎日なり生活の一部として取り入れるべきなのか、決定打に欠けますよね。今回はなぜ「動画」の存在が重要なのかについてお話ししていきます!

目次

1. 動画が学習にとって最も優れたメディア…?

既に動画が知識とメッセージの両方を伝えるのに最も適したメディアであることは、研究で明らかになっています。動画は一般的な文章よりも人を引きつけ、影響を与える力があります。視覚と聴覚に刺激を与えることで脳がより活性化され、人々の注意が向きやすくなるのです。長い目で見れば、良い動画の作成に投資した方が毎月地域新聞の広告費にお金をかけるよりも安く済むと言っても過言ではないでしょう。そういった面では、動画は人を惹きつけるのにとても効果的なツールなのです。

動画作成は決して難しいわけではなく、至ってシンプルで慣れてしまえば簡単です。Youtubeだけでも、毎日1分あたりに400時間分以上の動画がアップロードされています。(0)

たった1日の間に投稿された動画を全部見るのに寝る間を惜しんだとしても66年かかるんです。笑
しかも、総計すると私たちは毎日Youtubeで10億時間分もの動画を見ていることになります。これでもう動画という存在がどれほど私たちの生活の中心にあるかお分かりでしょう。

ビジネスにおいても動画の持つ価値が認識され始めています。あらゆる企業が動画を以下のように活用しています。(1)

  • 見込み顧客の獲得(39.3%)
  • 従業員トレーニング(38.1%)
  • コミュニケーション管理(34.9%)
  • オンライン動画プレゼンテーション(31.1%)
  • ウェブマーケティング(80.8%)
  • ソーシャルメディア(69.2%)

2. 組織目標における動画の重要性

今や学校は巨大な動画製作メーカーと言えます。例えば、エセックス大学は年間80,000時間分もの動画を作っています。アリゾナ州立大学は毎週3,000時間分もの動画を生み出しているのです。(2)動画が学習現場でどれほど取り入れられているかよくわかります。
カルトゥーラのレポートによると、いくつかの組織目標に対する動画の重要度をマッピングしたところ、以下のような情報が得られたようです。(3)

Kaltura, The State of Video in the Enterprise – 2017, p.10 を元に筆者作成

3. 顧客満足にも

ここまで読み進めてきて、商業ビジネスや非営利よりも教育の話が多いなと感じた方もいるのではないでしょうか。でも、これにはちゃんとした理由があるんです。教育現場で動画を活用することで、マーケティング業界においてもどのような動画が効果的なのか、インスピレーションが得られます。ガートナーリサーチでは、動画を活用するにあたっての効果的な5つの用途が紹介され、組織の対費用効果が最も低くなる場合と比べて大きな付加価値があるとしました。(4)

  • 企業のビジョン、ミッションに関する新人研修動画
  • 従業員への説明動画
  • 消費者への説明動画
  • 事例動画(実際の顧客がどのように製品を使っているのか)
  • ソフトウェア及びアプリケーションに関する説明動画

4. 初めてみよう

ここまでを受けて「動画の重要性はわかった気がする。でも始めるにはお金もかかるし大変だし…そもそもどこから始めたらいいかわからない。」と思っている方が多いかと思います。
そんな皆さんに「何も難しいことはなく、むしろ生活を快適にするんだ」ということをお伝えしたいです。例えば、薬の説明をカメラで撮影した薬剤師が、撮った動画のURLを病院の各部署に送信しているとします。そうすれば薬剤師はわざわざ各部署を回る必要がないし、時間とお金を十分に削減できるんです!たった一つの動画が生活を豊かにします。


ぜひ、動画というツールを使ってみてください!

〈参考資料〉

0 – https://www.youtube.com/about/press/
1 – Panopto: Seven Things Businesses Can Learn From Universtities about Video, page 5.
2 – Panopto: Engaging & Developing Millennial Employees with Video, page 6.
3 – Kaltura: The State of Video in the Enterprise – 2017, page 10.
4 – Gartner Research, Developing use cases for sharing video content in the enterprise

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